シューペル・ランドネ/AJ規定 (2016/08/05 更新)

日本でのシューペル・ランドネは日本の交通、社会状況などを考慮し、ACP規則に若干の変更を加えたAJ規定で実施します。ACPが定めたシューペル・ランドネ規則原文およびその訳文はACP資料のページをご覧下さい。


0. はじめに

シューペル・ランドネの精神は走者の自由と成熟度があって成立します。
パーマネントであるルートを走者は自発的な意思のもとに走ります。出走日時、事前準備、持ち物や走行時間を管理したり、宿泊するのか、寝袋を使うのか、それとも寝ないで走るのか、全て自身で決めるのです。
主催側は(ランドヌールかツーリストかの)カテゴリ別での制限時間を設定し、車両によるサポートなしで走るよう求める以外の責務はありません。
走者は自身でコントロールの通過を証明する必要があります。走者はすべて自分で対処しなければならないのです。

 

1. シューペル・ランドネ (Super Randonnees) とは?

シューペル・ランドネはACPが認めたルートを規定の条件で完走すると、ACPが認定する挑戦的なパーマネントです。世界的に有名なものから無名のものまで、峠やピークをいくつも含む山岳地帯を走り、景色は最高です。距離は約600km(373マイル)、累積標高は10,000m超(32,800フィート)にもなります。

申込み時に出走者はシューペル・ランドネをツーリスト(Tourist)部門かランドヌール(Randonneur)部門で走るか選択します。

  • ツーリスト部門は連続した複数日、かつ一日平均80km(50マイル)以上を走って完走することが必要です。
  • ランドヌール部門は50時間の時間制限があり、休憩等を含めた平均時速が12km/h (7.45mph)になります。
    ただし、累積標高が10000mを超えて500m増える毎に制限時間が1時間延長されます。

    10000m~10499m : 50時間
    10500m~10999m : 51時間
    11000m~11499m : 52時間
      :
    15000m~15499m : 60時間

シューペル・ランドネはパーマネントなのでルートが通行止めになっていない限り一年を通していつでも走ることができます。出走者が出走日時を自由に決められるシューペル・ランドネは、BRMのように主催者が直前に下見や試走をしてルートを確認しません。出走者は出走前に通行が可能なことを確認してください。

 

2. 出走者について

シューペル・ランドネへの参加は主催者に申込む。

申込みを済ませると、出走者はブルベカードとフレームバッジを受け取る。走行中は両方とも常に携帯しておく必要がある。

シューペル・ランドネは所属団体に関係なく全てのアマチュア・サイクリストが参加することができる。

各出走者は適当な損害賠償保険に加入していなければならない。

  • 出走者は自分の責任でブルベカード有効期間を満たす第三者賠償責任保険に加入すること。
  • 国外居住者の保険に関してはBRM規則第4条に準ずる。

参加できるのは人力で動く車両で、動力が完全に乗車している人の力によるものに限る。なおかつ、日本の公道で使用可能な車両であること(スケートボードなど遊具に分類されるものは公道で使用できない)。

エントリーした参加者は単独でも グループでも走ることが可能である。  
※ SR600 も BRM 同様, 非参加者とのグループ走行は禁止です。同走すると参加者は失格になります。

日本国内でのシューペル・ランドネは 20 歳未満の人は参加できない。

 

3. 出走者の義務

出走者は道路交通法に従って走り、必ず信号を守ること。各出走者は個人的なサイクリングをしていると見なされる。ACP、AJ、主催クラブ、主催者はシューペル・ランドネ参加中のいかなる事故についても責任を負わない。

ルートおよびコントロール(PC)は詳細なキューシートに示され、GPSファイルも用意されている。ショートカットや回り道は認めらない。

ランドヌール部門での出走者は公式のスタート場所から出走しなければならない。ツーリスト部門の出走者はキューシートのどこからでもスタートできるものとする。

各出走者は自己完結が求められる。頻度に関わらずサポート車両はコース上、コントロール上ともに認められない。

夜間走行に備えて自転車本体にしっかりと固定された前照灯と尾灯が必要である。
夜間や(雨や霧などで)薄暗い場合には常に点灯しなければならない。
夜間や薄暗い場面においては、反射ベストの着用が必須である。
夜間走行における違反は直ちに失格対象となる。

修理できない灯火の故障等に備え、予備の灯火装備を強く奨励する。

ベル装着とヘルメット着用を義務付ける。前照灯2つ、ヘルメットに尾灯(点滅可)を装着すること。装備に関してはBRM規則第6条に準ずる。

明るい色の服装、サバイバル・ブランケット、携帯電話の所持を強く奨励する。

 

4. 申込み

各出走者は主催者に連絡を取り参加費を走行予定日の30日前までに支払うものとする。完走すると記念メダルがある場合もある。メダルがある場合には申込時または完走後のブルベカード提出時に注文できる。ブルベカードを返送することで申込みをキャンセルすることができるが、主催者からの返金はメダル代のみである。

ツーリスト部門においてブルベカードは登録完了日から三年で失効する。
ランドヌール部門は出走日と時間を申告しなければならない。申告日時を公式のスタートとし、これは厳重に守られなければならない。出走日時は主催者に新たな日時を連絡すれば、出走の一週間前までは変更することができる。

ツーリスト部門では出走日時の指定は不要だが、公式のスタート地点以外から出走する場合はその場所を主催者に申告しなければならない。

5. コントロールと通過確認

ツーリスト、ランドヌール部門ともに出走者はブルベカードに姓名と住所を記入すること。スタート時刻、ゴール時刻、指定されたコントロールすべての通過時刻を記入しなければならない。時刻は日付、時、分、を含む。ただし、コントロールにオープン・クローズ時刻の設定はない。

シューペル・ランドネのコントロールは山頂や峠のように人里離れた場所である場合が多い。そのような場合、出走者は指定の標識下に自転車を置き、その写真を撮って通過を証明することができる。標識は地名(峠、山頂)を示しており、簡単に見つけることができる、また、主催者は「奨励情報(information and recommendations)」で詳しい情報を提供している。主催者にEメールで情報を求めることもできる。

街中にあるコントロールについては、街の入口または出口にある地名標識の前に自転車を置き写真を撮ることで通過証明とすることができる。カフェ、パン屋、食料品店、ガソリンスタンドなどの地元施設でブルベカードに通過証明を貰うこともできる。

必要な写真や通過証明が揃っていなかったり、コントロールの時刻欠損、ブルベカード紛失(出走後どれだけ走ったかに関わらず)は失格となる。各出走者がそれぞれのコントロールで通過証明とブルベカードへの必要事項記入に責任を持たなければならない。グループライドの場合は、各自転車の写真が必要である。出走者一人ずつ写真を撮ることを強く奨励する。出走者が一緒に写真に写ることはかまわないが、それぞれの自転車が写っていなければならない。

スタート地点および途中でシークレット・コントロールを行う場合がある。
途中で棄権する場合は可能な限り早く主催者に連絡すること。

ランドヌール部門で出走し50時間を超えてゴールした場合、通過証明関連が全て揃っていればツーリスト部門での認定とする。

出走者はゴールでブルベカードに署名をした上で通過証明の写真を添えて主催者に返却しなければならない。写真は電磁的記録(メール添付の写真ファイル)での提出もできる。ブルベカードは認定が下りた後に認定番号と一緒に返却される。

認定番号は時系列順にツーリスト部門、ランドヌール部門を通して割り当てられる。記録はACPのウェブサイトおよびシューペル・ランドネのブログに時系列順に掲示される。
シューペル・ランドネは競争ではない。出走者は結果によって分類されるものではない。ランドヌール部門の完走時間は公開されず、公開される結果はすべて同じ扱いとなる。

 

6. その他

シューペル・ランドネは他のイベントやブルベの一部として行われるものではない。

シューペル・ランドネは600kmのBRMと同じコースかつ同じ日時に行うことはできない。

シューペル・ランドネはパーマネントなので、主催者は年間を通して出走を受け付けなくてはならない(通行規制がない場合)。主催者は希望する場合に日付を指定することができる(注:「より多くのランドヌールの参加を促すために、主催者は参加者に対して特定の日時のスタートを奨励してもよい」の意。ただし参加者に対して特定の日時のスタートを奨励すること自体は推奨されない)。ただし全ての規則を遵守することとする。特に頻度に関わらずサポート車両を使用してはならない。走者に替わってコントロール業務(=通過証明)を実施してはならない。主催者はツーリストとランドヌールの選択肢を用意する必要があり、走者に走行スケジュールを指定してはならない。

シューペル・ランドネ出走者はACPによって名前が掲示される。個人情報は商業的に利用されることはなく、また第三者に提供されることもない。

シューペル・ランドネ出走者はこれらの規則に完全に同意したとみなす。詐欺、不正、不当な規則違反はすべてのACP主催イベントおよび日本国内のAJ統轄下イベントから排除される結果となる。

出走者は訴えや苦情をACP representativeであるAJ会長に書面で(メールを含む)送ることができる。ACP representativeは見解を添えてACP役員会(Board of Directors of ACP)に送付し、ACP役員会が最終決裁者となる。


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